鮮やかな秋の色をD100でと思い、RAWデータの扱いに慣れようとNikon
Capture3を使っての画像処理の練習を始めたのですが、作業をしてい
てRAWデータとはどういうデータなのか分からなくなってきました。R
AWとはどこまで生なのでしょうか。初歩的な質問と思いますが疑問点
を挙げてみます。
●　RAWデータはCCDの出力をそのまま記録したものであることは間
違いないと思います。そしてISOをはじめ、カメラで設定したWBやsRG
Bのようなカラー設定もNEFファイルの出力画像に反映されています。
ところがNikonCaptureでこれらをかなり自由に変更できます。という
ことからカメラ内部でCCDから出力されるデータはISO以外の処理はな
されていないもので、WBなどの処理データは別記録としてNEFファイ
ルに組み込まれているものとはじめは考えました。まさか画像処理し
たデータにさらに同じ画像処理を重ねることはさせないと思いますの
で。
　ならば、その元データはどうすれば見られるのか、とNikonCaptur
eで探しても「撮影時のデータ」としてしかWBもカラー設定も変えら
れません。
つまりカメラで設定した画像調整をはずしたデータを見られません
。
ということは、
●　CCD出力データはカメラで設定したWBなどの画像処理がなされた
ものでしょうか。となると更に疑問が増します。後でRAWデータのWB
を変えるということは、2度WBの変更処理をすることになり本来のWB
と違うものになるのではないか。色温度でもカラー設定でも同じ疑問
が出てきます。電灯光の設定で撮影して、後で色温度を高くしても、
はじめから高い色温度の設定で撮影したものとは違うはずですね。Ni
konがそのような処理をさせるはずがない。
やはり、NEFファイルには本来の生データと画像調整データが別にな
って入っていて、その生データを画像で見ることはできないようにな
っているのかなと思ったりしています。
●　本来の生データ（RAW)とはどのようなデータでどうすれば見ら
れるのか、NikonCapture3を勉強している中で沸きあがってきたモヤ
モヤです。ちゃんと画像処理ができるのだから実際の作業には関係な
いのですが、気になって仕方がありません。どなたかRAWデータとは
どのようなデータなのか教えていただければ幸いです。

CCDの生データは厳密に言うとアナログですので
ＲＡＷは生データではないです。
たぶんCCDの生データを１２bitのADコンバータで変換して
その他の撮影情報（反映されないISOとかも含む）を付加してあるのでしょう。
けれど、３原色は1／3ｘ６００万画素数しかなくて
なおかつ互い違いになっているデータ
（互い違いの並び順はカメラ機種毎にバラバラ）
なので通常の画像ソフトでは扱うことができません。
扱えものが個人でアップされている例（7iとか）もありますが。

メーカーの用意したソフトで１６bitのTIFFなどにするのが
一般的のようです。

その通りだと思います。


RAWをそのまま見るのは不可能でしょう。RAWそのものは画像ではなく，
RAW＋各種パラメータ（WB，輪郭強調，話題のトーンカーブなど）＝画像
です。パラメータなしのRAWそのものを目で見ることはできません。
撮ってすぐ見られるカメラの液晶の画像や，NV5やNC3でNEFを選択した
ときに見えるあの絵は，カメラに設定してあったパラメータを利用して
RAWを簡易現像したものと考えたらいいと思います。正式に現像すると
きは改めてパラメータを選択しなおすと，仮のパラメータは捨てられて
正式なものに置き換えることになります。パラメータが２回与えられる
わけではないのです。
ていうことであってますでしょうか？＞識者の方々

早速のコメントをありがとうございます。
うにさんの
でかなり理解できました。NC3のヘルプを探し回ってRAWを見ようとし
たことは徒労だったのですね。ひろ君ひろ君さんの
ということからも、皆さんがよく「現像する」という表現をされてい
ることの意味もわかりました。RAWは未現像のフィルム状態でWBなどの
各種パラメータはフイルム現像の時のフィルターや現像液、印画紙の種
類や時間のかけ具合に相当するものと私なりにイメージしました。確か
に未現像のフイルムではどうやっても画像は見えませんね。

これからはすっきりした気分でRAWデータ処理ができそうです。ありが
とうございました。

しつこいようですが、CCD出力を直接見ることはできなくても、出力デ
ータにできるだけ近い画像を表示させるパラメータを探してみたくなり
ました。そのようなものは無いかもしれませんが。CCDの経年変化チェ
ックや他社CCDとの比較に使えそうな気がして。

えーと、データ内を直接見るとRAWに書き込まれた値を直接見る事ができ
ます。
今、現像ソフトを弄ろうとしてて、仕事にかまけて放りだしているのが
ありますが、CCD配列のまま単純に表示するだけならそんなに難しい物で
はありませんので、必要があれば何処かにアップしましょうか？

あっ、MAC-OSX用なんですけど、それでも良ければの話です (^^!

ぜひ！
純生の画像がどんなものか見てみたいです。マック用ならなおさら
グッドですね。
でもそれって，露出補正「なし」，階調補正「なし」，輪郭強調「しない」
といった風に全てなしを選んで現像したものと一緒？
でもそれだとホワイトバランスは？色温度「なし」というわけには
いかないですよね。
なんか考え違いしてますかね(^^;

と、言った割に今週末も来週末もドタバタしているので、申し訳けありま
せんが少し気長にまっててもらえませんでしょうか m(_ _)m


いえ、全部無しで、にぎーさんが言われている通り、そのまんまの画像を
見ることができてます。
ＷＢなんかもやる前ですので、現像前の画像を無理矢理見るわけですから
写真としては凄く汚いですよぉ (^o^;

RAWデータをチェックすることができるのですね、是非みたいです。といっても私のはWindowsでMACは身近に無いし、残念です。でも、データ内を直接見ることができれば、基準になるもの（例えばKodakのGrayCards）を時々一定光源のもとで撮ってCCDの状態の比較ができますね。バイナリーデータを見るソフトで何とかできるかな。探して試してみたいと思います。いろいろと情報を有難うございました。

うーん、うーん、実はＭＡＣのソフトが遅すぎると言う話からやりだした
経緯があるので、ＷＩＮの対応は考えてなかったんです (^^;
両用で考えた方が良いのかなぁ...

CCD配列のままなんの画像処理もしないとなると激しく
緑かぶりして見えるのではないでしょうか。
赤・緑・緑・青がタイル状に並んでいるわけですか？

見たい見たい。

ピンポン！　その通りです（笑）
現像過程の調査もしてるんですが、凄く難しくて暗礁に乗り上げ中 (^^;


うーん、実は手が回ってなかったりするので、こんなに反響が来るとは思
わなかったです、公開するならきちんと書かないといけないし、来週以降
になると思いますが、ちょっとまっておくんなまし m(_ _)m