フロンテアとインクジェットプリンターの階... - 2004年5月過去ログ

以前から気になっていたのですが、また最近同じ事で不思議に思う事があり質問させていただきたいのですが宜しくお願いいたします。

フロンテアとインクジェットプリンターの階調表現についてですが・・・・

部分的に「白とび」してるなと思われる画像でもインクジェットではどうにかディテールが分か
るプリントに仕上がりますが、フロンテアでは完全に飛んでしまってます。

白とび以外の部分は適正な明るさでプリント出来てても、白とびがあるとパッとしない写真に
なってしまいますよね。

これってどうにかならないのでしょうか？
なにか良い対処方法はないでしょうか？

「黒つぶれ」もあるように思いますが、皆さんはどうですか？

私も１年ほど前にたった１度だけショップでプリントしたことがあります。
出先でなんとか見つけたお店でプリントをしたので、
フロンティアかどうかは全く解りませんが、
プクさんがおっしゃっているのと同様な仕上がりになりました。
みんなの記念にたくさん撮影して、その合間にプリントに行ったのです。
正直なところがっかりでした。
以後はひたすらプリンターです。
ただ、過去にこちらであった話題だったなあと思って
調べてみたところ、
やっぱりありました！

FDiサービスの色について - ひなる 06/30-12:26 No.4446
http://www.nikon-d-slr.net/cgi-bin/forum/wforum.cgi?list=tree&mode=allread&pastlog=0007&pastno=0007&no=4446&page=0&act=past#4446

私はD100でAdobeRGBにいつもしていましたのでこれが原因だったようですね。
プクさんはどうですか？

撮影モードは「sRGB」で撮ってます。
確かに「色あい」についてはいろいろと問題点や対処法があると思います。

しかし、「白とび」っていうのは階調の問題ですよね。
フィルム場合でいうと露出オーバーで完全に露光しきった場合は、白以外の
情報はなくプリントしても白になるのは分かるのですが、完全に露光しきったわ
けじゃなく　そこには何らかの情報があるにもかかわらず白にしかならないのは
なぜでしょう？

私は２度ほど四つ切り（フチあり）サイズで約２０枚（展覧会用）プリントしたことがあります。
撮影モードは「sRGB」、Photoshop CS でレタッチしたデーター（JPEG)をインターネットで送信。この場合、画像を「補正なし」で依頼します。これで思っていたとおり（原データのとおり）プリント出来ました。依頼前にA4サイズにPM-4000PXでプリントし、それと比較し満足のいくものでした。もちろん白飛びした画像データのものはプリント依頼していません。

nakatani さん　Dainaさん　ご意見ありがとうございました。
今日、フジフィルムに電話で聞いてみました。
やはりというか「補正なし」というのがカギにようです。

フロンテアがかってに「補正」をかけてしまい、コントラストが強くなり
「白とび」がちな画像はさらに白くなってしまう事があるそうです。
「黒つぶれ」も黒を引き締めてしまってつぶれたようになるそうです。

さっそく確認のためプリントをしてみたいと思ってます。

フロンティアのオペレーターをやってるカメラ店の店員です。
フロンティアのプリントと補正について参考になればと思い書かせて頂きます。
　まず、フロンティアにはデジカメで撮影された画像をそのままプリントする
「F-DIプリント」とPhotoshopなどの画像ソフトで補正・加工された画像をプリントする
「アプリケーション・プリント」があります。（ネットで注文できるのは「F-DIプリント」
だけです。）私ながらに色々テストを試みてみましたが…

　F-DIプリントは撮影された画像をそのままプリントすることが前提で、原則としてExifの
JPGとTIF形式です。Exifのない画像には自動補正はかかりません。自動補正は見た目に
鮮やかに、かつ人物の肌色　をきれいに再現しようと補正します。そのため、コントラストと
彩度は高くなるが、白飛びはある程度、押さえ込み、顔の肌色の色相ムラも補正します。
よって、人物が写っている一般的なスナップ写真は、簡単で見た目にきれいなプリントが
得られます。ただし、元々、彩度の高い色調は色飽和を起こしてしまいますので、デジカメの
設定でコントラストと彩度は弱めで撮影することをおすすめします。（機種にもよりますが、
コンパクト機やＤ70、KissＤなど）
　自動補正をOFFにした場合、画像をＰＣで開いて見た状態とほぼ同じですが、手動補正で　明るくすると簡単に白飛びを起こし黒もしまらなくなり、肌色はムラだらけになります。
　お客様がご自分で補正された画像の場合、自動補正ONだと補正の二度がけになるので必ず　OFFを指示た上に手動での補正もしないように念を押した方がよいでしょう。それよりも
補正・加工した画像の場合、下記の「アプリケーション・プリント」を指示する方が良い
結果が得られると思います。

　アプリケーション・プリントは、フロンティアを導入しているお店が、付帯のＰＣに　　　Photoshopなどの画像処理ソフトをインストール（オプションでお店の判断に委ねられて
います。）して使用していることが必要ですが、そのソフトの対応している形式なら全て
プリントできます。PhotoshopならPSDでもＯＫで、お店によっては１枚目のプリント見て
からオペレーターに調整レイヤーを再調整してもらって焼き直してもらう事も可能です。
　アプリケーション・プリントには「sRGB変換」と「無変換」のプリント方法がありますが、
ご自分で補正した画像は「無変換」を指示してプリントする方が安定した結果が得られます。

「F-DIプリント」の補正なしでも「アプリケーション・プリント」でも重要なのは、お店と
お客様とではＰＣの設置環境やモニタのキャリブレーションにも差があって当然なので、
フロンティアの出力特性を把握しておくことだと思います。お店側の対応としては、
オペレーターがフロンティアに精通していて、ＣＭＳをきっちりやってモニタやプリントの
プロファイルを調整しているなど。お客様としては、出力特性を把握した上でお店の技量を
判断してコミュニケーションをうまく持つ事だと思います。信頼関係ができれば、RAW画像を持ち込んでお店任せでＯＫ！なんてこともありえます。
　知り合いのプロの方からは、インクジェットでは出ない深みのあるプリントが出せると
おおむね好評です。

以上、長々と失礼いたしました。