RAW 信仰 ?? (>_<) Velvia 2006/05/31(Wed) 00:41 No:20959 ID:XtoqD1MU
>実はニコン派の人々のその「Rawで変換すればウンタラカンタラ・・・」は
>他社ユーザーは辟易しているんですよ。
>まったく答えになっていないの何時になったら気付くんですかね。


別段、誰も JPEG の不満点を RAW に摩り替えようとはしていないでしょう。
むしろ、認めてるからこそ「それは RAW にすれば〜」と言っているようなものです。

※以下は、ニコンJPEGの問題を示唆するわけではなく、RAWを取り上げる理由を私なりに考察したものです。


「RAW なら〜」「RAW にすれば〜」「RAW と JPEG の使い分け〜」
みたいなメッセージが多いのは、ほとんどの方が RAW によって JPEG の不満点を解決して、JPEG と RAW の使い分けをしている・・・あるいは「せざるおえない」と認めているからだと思います。
例えばコントラストが高く、鮮やかなものにしたいといった要求が JPEG で不満足のとき、それはニコンだろと多機種だろうと RAW なり JPEG なりを補正するのは自然なことです。ニコンの JPEG では出来ない部分や不満な部分は RAW で補えばそれでもいいじゃない?と、言われているのだろうと思います。
(無論ですが、今のニコンのJPEGの画作りのスタイルなり、D50とD2Xとの画作りの明確な違いや、画質傾向を気に入ってる方もいると思います)

むしろ、RAW でなら・・・ とか、低感度なら・・・ と、言われてるユーザーは、「臭い物に蓋」どころか、じゅうぶんにニコンと他社との違いを客観視していると思います。

私も人に薦める際、「〜ISO1600使うなら EOS はどう?・・・ISO200 までなら D200 イケてるんだけど・・・(T-T)」と、言ってしまいます。ただ、自分が D200 の ISO800 で撮って粒状感が出て欲しくないときは Neatimage とか駆使してイイ感じにするんですが、あまり詳しくない人には「RAW で撮って、あーして、こーして」とは言わず、素直に EOS を薦めます。最終的にカメラに求めるものが自分にマッチしてれば、D200 だろうとなんだろうと良いんですよね。


そういえばフイルムの時代は、好みの描写をするレンズがまずありきで、その次にカメラといっていましたが、イメージセンサと画像処理の時代になって、今や逆なんですかね?
今まではフイルムの描写以上に、まずコントラストや色のりはレンズが決めるものだったんですがねぇ・・・。まあ、求めるものがフイルム選びから入るのも、レンズ選びから入るのも同じなのかな?(^^;

私はコントラストが高くて立体感や空気感の出るツアイスのレンズで画を作りたくてコンタックスみたいなチョイスで、それはデジタルの時代になってもです。
Re: RAW 信仰 ?? (>_<) ムーミンパパ 2006/05/31(Wed) 01:46 No:20972 ID:rnmkYs1o
ノイズや解像感にうるさい人ほど自分で何とかしようと思わないのが不思議に思います

たしかに、10万円以上、高いものでは50万円もするわけですから
そのままで、自分好みの綺麗な画を出してくれるのを期待することもわかりますけど

フィルム時代と同じなのかも知れませんね
写真を始めたばかりだと、ネガで綺麗に撮れていれば満足だったのに
長年やっていると、難しいポジを使ってみたり、人と違う写真にしようと
ベルビアやフォルティアを使ってみたりしてきます

最後は、自分のスタイルが決まって、フォルムも用途に合わせてとか
自分で現像してみたりとか・・・
さらに極めると、「写るんです」でいいやと思ってきたり(笑)

私も人に聞かれた時は、無難にD50や30Dあたりを勧めます
写真を極めようとしている人には、コンパクトデジカメを勧めますけど
被写体と目的の違い はらぺーにょん 2006/05/31(Wed) 02:35 No:20977 ID:Ux9BoeAk
 >>20972
芸術としての写真や作品としての写真だけを撮るのであれば、今のデジカメなら何を使っても問題ないでしょう。
むしろ何故にフィルムから移行して来るのかが理解できません。
最初から完成品を頭の中に描きながら撮影するわけですから、構図も露出も決まっている。
たとえ大失敗したところで撮り直すかあきらめるかすれば良いのです。

逆に日常の写真を撮るのであれば、いくらでも便利で高画質なカメラが必要です。
いつ何時、二度と訪れない大切な一瞬が来るか分からないのです。
芸術作品は使い捨てカメラでも簡単に取れますが、子供の走る姿を使い捨てカメラで何枚も押さえるのはプロでも無謀な試みです。

RAWで画像を救う努力が必要という点には大いに賛同するところではありますが、
少なくとも、もっと上質なRAWデータが残せるようにカメラは進化させて欲しいものです。

D2Hは目的のはっきりしたプロ機です。
シャッターチャンスを逃さない性能さえあれば、画像は新聞紙に印刷されて汚くない程度のレベルで良いと思います。
後処理を必要としない作品撮りにも向いています。
なので、日常使いを目的とした方にD50やD70sを薦めるのは当然でしょう。

写真を極めようとしている方には、最低でも銀塩カメラを。
もっと極めたいなら、日光写真機なども良いかもしれません。
少なくとも銀塩カメラは現存しているです。
写真を極めようとするのにどのデジカメが良いかと考えるのは、

「登山の厳しさを知るのにケーブルカーとリフトのどちらが向いているか?」

という問いかけと同レベルの愚問。

蛇足ですがD200のRAWよりD50のRAWの方が大切な一枚を救える確立が高い点だけは、やはりいただけません。
何故ならD200はアマチュア向けのカメラであり、価格帯さえ異なれどカテゴリーとしてはD50やD70sと同じ部類に入るのですから。
アマチュア向けはアマチュアが必要とする方向に進化するように、次機種では期待したいものです。
Re: 被写体と目的の違い ムーミンパパ 2006/05/31(Wed) 05:50 No:20982 ID:FPq30nGY
 >>20977
> むしろ何故にフィルムから移行して来るのかが理解できません。

簡単です、ランニングコストの違いです(笑)

> 逆に日常の写真を撮るのであれば、いくらでも便利で高画質なカメラが必要です。
> いつ何時、二度と訪れない大切な一瞬が来るか分からないのです。
> 芸術作品は使い捨てカメラでも簡単に取れますが、子供の走る姿を使い捨てカメラで何枚も押さえるのはプロでも無謀な試みです。

まさに目的と機種選びを間違っている人が多いと思います
一機種にすべてを求めることはわかりますが、nikonにはそれに当てはまるものが
残念ながらありません

本音を言えば、高感度に強くて低価格でレタッチなんかしなくても艶感と立体感があって
連写が効いて、AWBもAFも性格で高画素で、ファインダーが見やすくて高級感があって
信頼性も耐久性もあるものが欲しいのですが、ないものはないんです
そこで、自分の用途に一番不満のないものを使用しているわけです

> 蛇足ですがD200のRAWよりD50のRAWの方が大切な一枚を救える確立が高い点だけは、やはりいただけません。

そうなんですか? やっぱり気むずかしい部分があるんでしょうか

> 何故ならD200はアマチュア向けのカメラであり、価格帯さえ異なれどカテゴリーとしてはD50やD70sと同じ部類に入るのですから。
> アマチュア向けはアマチュアが必要とする方向に進化するように、次機種では期待したいものです。

この「アマチュアが必要とする方向」って高感度ノイズが少なくて解像感がもっと欲しいと言うことでしょうか?
まぁそういう方向もいいんでしょうけど、今の画像の質感は残して欲しいですね

(D2Hって高感度でも綺麗だと思うんだけどなぁ、ノイズに無頓着すぎるんでしょうか?)
Re: 被写体と目的の違い Kiyoharu.F 2006/05/31(Wed) 07:38 No:20983 ID:IQXgGdQo
 >>20982
> > むしろ何故にフィルムから移行して来るのかが理解できません。
>
> 簡単です、ランニングコストの違いです(笑)
ぼくが書こうとしたことを、ムーミンパパさんがすぐに書いておられました。
僕もランニングコストが下がったから一眼を始めました。
非常に当たり前のことですが・・・。
Re: 被写体と目的の違い ぱおとう 2006/05/31(Wed) 19:13 No:21042 ID:0CS6K0sY
 >>20982
> D2Hって高感度でも綺麗だと思うんだけどなぁ

 出たときにノイズがノイズがといろいろ言われた機種なので、「D2Hって高感度で
ノイズが汚いんだ」と思っていたのですが、今改めてウェブ上にあるD2Hの高感度画像
を見てみると・・・そんなにひどくないですね。というよりノイズの出方は好ましい
出方をしているな、と思いました。ノイズを出さないようにするために塗りつぶされた
ような処理をされることが多いですが、このノイズは解像度の犠牲を少なくし、かつ
プリント時に影響がすくないように調整されたものなのではないか、と思ってしまい
ました。むむむ、これなら安かったらほしいかも(でもお金ないので無理!)。
いろいろイイトコありまっせ Velvia 2006/05/31(Wed) 18:11 No:21035 ID:XtoqD1MU
 >>20977
>むしろ何故にフィルムから移行して来るのかが理解できません。

まったくもってコスト!
あとは、すぐに帰宅して思いのままに補正現像できる点も素晴らしいんですが、デジカメは万能ではないんです。逆に、フイルムも万能ではない。それぞれの利点と苦手な点を知って、必要な画を得るために皆使い分けています。少なくとも芸術作品でも報道写真でもスポーツ写真でも、どう描写したいかを考えたときに必要な機材を求めるわけです。(銀塩から完全にデジタル移行した人は、今のデジタルだけで必要な撮影が可能な場合です)

デジカメをほとんどの被写体で使っているフォトグラファーでも、太陽を入れたフォトはネガフイルムで、夜の暗い部分まで写し取りたいフォトはデジカメで・・・と、使い分けている方もいます。どちらかを使うのではなく、「良いトコ取り」ですね!これがオトクです。そうすれば、苦しいながら新機種が出るたびにメーカーごとに毎度乗り換える必要もないわけです(^^;


>RAWで画像を救う努力が必要という点には大いに賛同するところではありますが、
>少なくとも、もっと上質なRAWデータが残せるようにカメラは進化させて欲しいものです。

まったくもってそうですね。RAW は手助けのひとつで、手助けしなくて良ければそれに越したことはないです!
出来れば、もっともっと色々な環境で安心してデジカメが使えるように、デジカメに頑張って欲しいですね!