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Re2: 客観的なデータ
No.7289 2005/11/20(Sun) 23:23
投稿者 : ペンちゃん
さんちょ さん

> 通常のCCDにおいて感度の低いのはB成分で、
> G素子が2倍有るのは人間の目の分光感度特性により、
> Gが解像力を敏感に判断するため

という事は無いはずです。

D70などに使われているインターライン型CCDの場合、短波長側の感度が高いのが
特徴で、逆に赤外感度は低いものが多いのが普通です。
SONYの業務用CCDカメラに使われているExViewHAD CCDでは長波長側の光も効率良く
光電変換できるようになっていますが、Bのフィルターが付いた素子の感度が
低い事はないはずです。

KODAKなどが作っているフルフレームトランスファCCDの場合、開口率が非常に
大きく感度が高いという利点がある反面、透明電極によって、光の吸収が起き、
短波長側の感度が悪くなるという欠点があったのですが、かなり克服されている
ようで、それによってKODAKブルーと呼ばれる彩度の高い深い青色の空の描写が
可能になっているわけです。

CCDやCMOSの素子には1/2の画素には緑のフィルターが付けられ、青と
赤はそれぞれ1/4しか無いのが普通ですが、中間の波長である緑の画素を基準
にし、更に周囲の画素を利用した補完法によりカラー画像を作り上げています。

これは人間の目では色より明度に対する感度が高いという事を利用しているわけ
ですが、その際の処理方法によって、解像力が決まってしまい、最悪の場合Gの
画素数である50%程度に解像力が落ちてしまいますが、補完アルゴリズムに
よってモノクロCCDの70%くらいまで向上しているものもあるようです。

また、これは原色フィルターの場合で、補色カラーCCDの場合はC、M、Y、G
の4色のため、基準となるGの画像が4色のうち、3色から演算できることから
補色CCDの方が理論的には解像感が高くなるはずです。
更に、補色CCDの方が光量が多くとれる分、感度面でも有利のようですが、
補色フィルターが必ずしも理想的なバンドパスフィルターではないため、原色
フィルターのCCDの方が発色は良いとみなされています。

理論的には緑色の波長の光に対してのCCDの感度が低いわけではないのですが
Gのフィルターの透過率が良くないため、感度が比較的低くなっていると聞いて
います。だいぶ前ですが、NECが製造していた業務用の3板式CCDカラー
ビデオカメラでは、高感度と解像力を重視して、画素ずらしをしたGのCCDを
2枚に、RとBをチェスの盤のように並べたCCD1枚を使うという特殊な構成
の物も存在していました。

緑の画素が基準になるため、解像力を上げる意味でも緑の画素を増やす必要性が
あるのも確かですが、明度の基準が緑色であることもあり、緑の信号はできるだけ
感度が高くなければダイナミックレンジが稼げないようです。

http://www.net-tsc.co.jp/~enshu/uto/Encyclopedia/Encyclopedia.htm
のサイトが参考になると思います。

> 素子が多い色ほど収差は大きくなるんでしょうか?

有効に使える素子の画素数が多く、解像度が高く取れる色ではレンズの収差がハッキリ
してくるという意味ですが、表現が分かりにくかったでしょうか?

> ところで何の収差でしょうか?

写っているのは非点収差だと思います。
古いレンズでは赤と青の色の2点で各収差をとり、緑色は無視されていましたので、
色収差が残っている可能性はありますが、この焦点距離のレンズでは問題にならない
と思います。
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