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Fマウントの限界
No.7407 2005/12/14(Wed) 03:18
投稿者 : ペンちゃん
香織淳士 さん

デジさんやgojiraさんが主張されているとうり、ニコンFマウントでは
f1のレンズは物理的に作る事が不可能だと言う事は確かです。
「可能なFの最小値は結像する光が取りうる立体角の最大値で制限されます。」
を単純化して考えてみれば、お分かりいただけると思います。
マウントの処に1枚の理想的な(実際には存在しないが…)レンズを置いて
撮影する事を考えてみてください。
Fマウントは内径が44mmでバックフランジが46.5mmですから、44mmの直径の
レンズではf1.06が理論的な限界です。マウントの前に、これより口径の大きな
レンズを置いても、マウント開口部が絞りと同じ働きをしてしまうため、
この数値より明るくする事はできません。
焦点距離が長くなった場合でもマウント部分を通過する光束は同じですから
限界値は同じで、更に光が平行に近くなる関係で、周辺のケラレが大きく
なるため、明るい望遠レンズを設計するにも、マウントの口径が小さいという
事は不利です。
そして、レンズを保持する鏡胴のためのスペースも必要ですので、更に後玉
の口径が小さくなってしまうため、最も明るいレンズを設計しやすい50mm付近の
焦点距離のレンズでもf1.2が限界だったようです。
そして、現在のAF-SやD、Gレンズには電気接点のためのスペースも必要です
から、f1.2すら困難のようです。

CANONのEFマウントは口径が51.2mmでバックフランジが44mmですから、
マウントによる制約は少なくなっている事は確かです。
もっとも、135のフルサイズの画像素子に対して光がほぼ垂直に入るように
するためには66mmのマウント口径が望ましく、APS-Cでも51mmが必要だと
言われていますので、銀塩用に設計されたレンズマウントは、どれもデジ壱
には小さすぎるようです。
ContaxのNマウントの口径は55mmでしたが、これはCarl Zeissの技術者から
どうしても、これだけの大きさは必要だと言われて、やむなく変更したと
言うのが実情のようです。そして、出来上がった17〜35mmf2.8のレンズの
フィルターは95mmという中判サイズと見間違えるような大きさでした。
テレセントリックを確保しようとするとレンズが大きくなるのはやむをえない
ことのようですから、広角レンズで明るくするのは難しいようです。

ちなみに、ライカなどのマウントはせいぜい40mm程度の口径ですが、バック
フランジが27.8mmですし、しかもかなり後玉をカメラのボディーに入れて
しまうこともできますから、f1も物理的には可能です。
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